まだ30代なのに勃たない!?原因は乱れた生活習慣に隠れている
30代で勃たない原因は、血管の老化や男性ホルモンの低下などの加齢による影響は少ないです。では何かというと、乱れた生活習慣により血流が悪化する事や、ストレスから生じる心因性の勃起不全です。
また、お酒やタバコ、暴飲暴食、運動不足や疲労も30代の勃起不全の原因では多くなります。
加齢による原因は少ないとはいえ、体の中は自分が思っている以上に痛み始めています。「まだ30代なのに!?」と考えず、「もう30代だし...」という意識で40代、50代でもセックスを楽しめるように、健康的な生活を意識していきましょう。
〈原因①〉 ストレスが溜まっている(心因性ED)
心因性EDとは、性欲も十分にあり体の器官は特に問題ないのに、精神的な問題で勃たない事を言います。心の病に近いので、勃起不全のなかでも一番治療や改善が難しい種類になります。
心因性ED自体は、ストレス以外にも緊張やトラウマなどからも発症するので、心当たりがあると感じる方は、じっくりと根本的な原因を特定することが大切です。
仕事のストレスやプライベートの心労など、30代でも大きなストレスを抱えてる人は心因性EDを疑ってみましょう。
〈原因②〉 お酒やタバコが多い
過度な飲酒やヘビースモーカーの方も勃たない事が多くあります。飲んだりタバコを吸うことでストレスは軽減できるかもしれませんが、そのタバコや飲酒が勃たない原因となってしまっている事が多いのです。
お酒に含まれるアルコールを分解するには、アルギニン・葉酸・亜鉛などの成分の他、ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンCなどの成分が必要になります。
そして、精子を作るためにもこれらと同じ成分が必要になるため、過度な飲酒は精子の量を減らしてしまう事になります。また、飲み過ぎは肝臓の機能を悪くし、テストステロンという男性ホルモンの低下に繋がります。
タバコに関してはニコチンが血管を収縮する働きがあります。血流が悪くなるとペニスへ十分な血液を送れなくなりますので、勃たない状況を作り出してしまいます。
〈原因③〉 疲れがたまっている
日々のお仕事お疲れ様です。仕事が忙しかったりするとストレス以外にカラダ自体が疲れますよね。この慢性的な疲労が勃たない原因になってる事もあります。
1日だけ忙しくてクタクタに疲れる程度ならいいですが、毎日仕事に追われて慢性的な疲れが溜まっていると、ペニスや体内の器官の様々な部分に影響をおよぼします。
勃たない理由としては、疲れにより性欲以上に他の欲求が勝ってしまう事があります。例えば睡眠欲ですね。「もう疲れて寝たい...」「疲れが酷くてそんな気分になれない...」などは疲れが原因で精力自体が減退しているケースです。
疲労がたまる事で、自律神経が勃起しにくい交感神経に切り替わってしまう事や、集中力、体力、免疫力が低下する事も勃たない原因になります。
〈原因④〉 運動不足が原因の場合
運動をあまりしない人は、血流が悪くなり勃たないという事があります。器質性EDと呼ばれ加齢とともに発症しやすくなる勃起不全ですが、若いころから運動自体をあまりしない人は、30代でも運動不足が原因で勃たない事があります。
〈原因⑤〉 持病の治療のために薬を飲んでいる(薬剤性ED)
精神的な病気やそのほかの持病で薬を服用している人は、薬剤性EDの可能性があります。勃起不全に影響がある薬としては、精神安定剤、睡眠薬、抗うつ剤のほか、血圧の薬なども影響する事があります。
ただ、医師から処方されている薬の場合は、個人の判断で服用を止める事はできませんので、まずは担当医師に相談することをおすすめします。
心因性EDや薬剤性EDなどの勃起不全の種類については、こちらの記事が参考になると思います。
勃たないときに見直したい!原因別の対策&改善ポイント
〈改善点①〉 ストレスや緊張が原因になる心因性EDの場合
心因性EDは心の病気なので、簡単には治す事ができません。改善方法としては、心因性EDの原因になっているトラウマや緊張を克服することや、ストレスの原因を解決してあげることです。
〈改善点②〉 お酒は量を減らして上手くつきあう事
過度な飲酒は脳の神経を麻痺させる事になり、性的刺激をペニスにうまく伝える事ができなくなります。そのため、日常的に飲酒が多い人は慢性的に勃ちにくい状況が続くこともあります。
過度な飲酒が悪影響といっても、お酒が好きな人がいきなりお酒をやめられるわけありませんよね。だから、お酒とうまく賢く付き合っていくことが大切です。
決して飲むな!とは言いません。むしろ無理ですよね?ストレス発散のために飲みたい時だってありますし「なるべくなら禁酒せずに改善したいな...」というのがホンネのはずです。
なので、過度な飲酒自体はなるべく控えるようにして「今日は一缶減らそうかな」「今日はいつもより1杯少なくしよう」というように少しでも減らす意識を持つことが改善に繋がります。
食事の時に摂取する成分を意識する
少し難しいですが、食事の際にアルコールを分解する成分を意識的に摂取すると、勃起に必要な栄養分を補う事ができます。
勃たない原因の項目でも説明しましたが、アルコールを分解する成分は精子を作る成分と似通ってます。
アルギニン・葉酸・亜鉛・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ビタミンB12・ビタミンC、これらを含む料理や食材を意識的に摂取する事は、勃起に必要な栄養分を補う事に繋がり、精力の源になります。
〈改善点③〉 タバコが原因の場合は禁煙!または不足する栄養素を補う
ニコチンによる血管の収縮を防ぐ方法ですが、こればかりは単純に吸う本数を減らすしかありません。もしくは禁煙してしまう事ですね。(簡単ではありませんが)
ただ、「今後セックスやオナニーができなくなるかもしれない」と想像すると、「禁煙してみようかな...」という気になりませんか?もしあなたが実際に勃たないのであれば、禁煙に力を入れてみましょう。
もちろん、いきなり禁煙!てだけじゃストレスが溜まってしまうだけで逆に悪影響にもなるので、禁煙アイテムを利用しながら、なるべくストレスがかからないように禁煙に取り組みましょう。
他には、タバコを吸うと勃起力に影響のあるビタミンCと亜鉛を大量に消費するから、積極的に補うことだね。
〈改善点④〉 疲れがたまっている場合は体を休める事
疲れがたまっていると感じる場合は、体を癒してあげましょう。疲労の種類が精神的なのか肉体的なのかにもよりますが、疲れにより自分が気づかないうちに集中力や体力が低下している事は、とても多いです。
仕事が忙しくてなかなか休みが取れない人、休みが取れても家族や付き合いでリフレッシュできないという人も多いと思いますが、なんとか休息する時間を確保しましょう。
精力剤や栄養ドリンクなどで元気をつけるという方法もありますが、体を休める事とは根本的に違います。
〈改善点⑤〉 運動不足は適度な有酸素運動を意識する
運動不足による勃起不全を改善する場合は、適度な運動が必要になります。やみくもに激しい運動をすればいいのではなく、有酸素運動という20分程度の適度な運動がいいですね。
ランニングやジョギングなどが理想的です。継続することが難しい場合は、週3日10分程度から始めてみるといいでしょう。
また、日常生活の中で意識的に階段を利用することや、「これくらいの距離なら歩いていくか。」というような小さな改善意識を持つことが、勃起不全の改善に繋がります。
〈改善点⑥〉 服用している薬が原因と思われる場合は病院に相談
「そういえば長いあいだ血圧の薬を飲んでいたな...」「20代からずっと抗うつ剤に頼っている」というような人は、薬剤性EDの可能性も考えられます。
薬剤性EDの場合は服用している薬を個人の判断などで簡単に止める事はできないため、処方してもらっている病院及び、主治医に相談してみましょう。
その他、生活習慣が関係する勃たない原因は偏った食生活や睡眠不足も考えられます。日々の生活を思い返してみて、「偏ってるな...乱れているな...」と感じることは、1つ1つ対策していきましょう。
年齢以上の勃起力を実現できる一番確実な方法とは?
30代に多い勃たない原因と対策を解説してきましたが、まとめると生活習慣を見直して体の中を健康にしていく事が、勃起不全を治す方法になります。しかし、実際に生活習慣を見直すと言ってもなかなか難しいですよね。
生活習慣の改善が大切だと理解はできていても、こんな気持ちになったりしませんか?
- 忙しくて本格的に取り組める余裕がない
- 生活習慣の改善をどれくらいやればいいのかわからない
- 正直なところ、お酒やタバコは減らしたくない...
- 改善に取り組んでも続けらる自信がない
- 効果あるかわからないからやる気がでない...
そこで、生活習慣の改善をより効果的に、効率よく取り組むための考え方があります。生活習慣の見直しと、精力剤やサプリメントを併用する対策方法です。
考え方としては、生活習慣の改善がしっかりできないのであれば、完璧でなくてもいいので6割程度の力で実践して、残りの4割は精力剤に助けてもらおう!ということです。
実際、生活習慣の改善にしっかり取り組める人はいません。時間があって健康マニア、健康が趣味の人でない限り完璧に改善していくことは難しいのです。
だからみなさん精力剤などに頼って対策をするんですが、実は精力剤を飲むだけでは変わらないことが多いです。精力剤は、加齢や生活習慣が乱れて勃たない人が不足しやすい栄養素を補うための健康食品で、治療薬というわけではありません。
飲むことで体に栄養を巡らせることは可能ですが、治療を目的としたものではありませんので、"飲むだけ"では何も変わらないのです。
一番大切な事は、原因となる生活習慣を見直す事です。精力剤を"飲むだけ"ではなく、生活習慣の改善も同時に行うことで、効果的な見直しだけでなく、効率よく対策を進める事が可能になります。