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疲れていると勃たない事がある...そのワケとは?
疲れていると勃たない...勃ちが悪くなるのは、何が原因なのでしょうか。
原因を知る事は意識的に改善をするキッカケにも繋がります。疲労が勃起力に及ぼす影響に関して、ぜひ理解を深めてください。
自律神経の乱れにより勃たない事がある
自律神経とは人の意思に関係なく働く神経の1つで、日常生活を送るために必要になります。興奮や覚醒状態の時に優位に働く交感神経と、気持ちが落ち着いてリラックスしてる時に働く副交感神経の2つで成り立ってます。
そしてこの2つの神経は、時間帯や気分、気持ちによってどちらかが優位に現れる仕組みになってます。
過度な疲労やストレスを受けると、興奮や覚醒状態、緊張状態の交感神経が優位になります。一見、勃起しやすそうに思えますが、勃起というのは興奮したりピリピリとストレスを感じている時ではなく、リラックスしている副交感神経が優位の時に、正常に勃ちます。
もし慢性的な疲労により交感神経が常に優位になってしまうと、副交感神経がなかなか切り替わってくれなくなり「勃たない...勃ちが悪い」という事に繋がります。
その他、交感神経が常に優位に働くと、テストステロンという男性ホルモンの分泌量も減ります。勃起するために必要なホルモンなので、減少することで勃起力も低下してしまうのです。
勃たない事以外にも異常があれば他の病気も疑う
自律神経の乱れが続くと、自律神経失調症や男性更年期障害の疑いもあります。もし勃たない事以外にも、便秘や下痢、頭痛、立ちくらみ、食欲がないなど、その他にも複数の体の異常を感じたら、危険信号です。
勃たない悩みの対策をする事も大切ですが、まずは適切な病院で診察を受ける事をおすすめします。自律神経失調症はその疾患自体を治療する外来窓口などはありません。全ての症状を思い返して、一番ツライと思える症状から診察してもらいましょう。
例えば、下痢や便秘が一番頻繁にある場合は、まずは消化器科へ行き診察してもらいます。次にめまいがツライと感じるのであれば耳鼻科に行く、というような流れです。
男性更年期障害については、男性更年期専門外来が全国に200件程度ありますので、「お住まいの地域 + 男性更年期専門外来」というような感じでお住まいの地域と合わせて検索をかけてみるといいでしょう。
疲労により血流が悪化する
体が疲れると、アドレナリンやドーパミンなどのホルモン(カテコラミン)が分泌される事で血管が収縮し、血流が悪化します。そして血流が悪化すると体全体に酸素や栄養を十分に送れなくなり、疲れやすくなったり、疲れが取れにくくなります。
正常に勃起をするためには、ペニスへ十分な血液を送る必要があるのですが、過度な疲労や慢性的な疲労によりペニスへ十分な血液を送れず、勃たなかったり、勃ちが悪いという現象が起こります。
また、肉体労働で筋肉が疲れる事も血流が悪くなる事や、デスクワークによる下半身の血行不良もあります。いずれも適度であれば良いのですが、過度な肉体労働や長時間のデスクワークは血管の収縮に繋がります。
精神的な疲れで勃起不全(ED)になる
肉体的な疲れよりも、精神的な疲れが原因で勃たない事もあります。肉体的に疲れていると、仕事の忙しさや休めない不満などが精神的な疲れやストレスになりますよね。
また、肉体的には元気でも仕事のプレッシャーや責任、上司や同僚との関係が上手くいってない時は精神的なストレスになり、大きな疲れとして表れます。
- なかなか休みが取れないなぁ
- 仕事が体力的にキツくてつらい...
- あの人と仕事するとほんとイライラする
- 今回の企画は絶対に失敗できない...
このような気持ちや思いを溜めこんでいる人は、精神的に疲れやすい傾向にあります。
精神的な疲労やストレスは自律神経の乱れに繋がり、心因性EDという精神的な異常による勃起不全になることがあります。
睡眠不足により男性ホルモンが低下する
疲れを取るには睡眠が一番効果的です。湯船につかったりマッサージを受けたり、美味しい物を食べたりというのも疲れが取れますが、肉体的に疲れを癒すにはやはり睡眠が一番です。
しかし、疲労が溜まっている人は仕事の忙しさからか、十分に睡眠を取れてない人が多いのではないでしょうか?
なぜ睡眠不足になると勃たない事に繋がるのか?についてですが、これは男性ホルモンのテストステロンが影響してます。
テストステロンは勃起に必要な男性ホルモンで、日々の生活でも消費されます。そして、消費と同時に食事や活動により補給され、もちろん睡眠中にも補給されます。
このようにして、減った量を日々の生活の中でうまく補給できているのですが、睡眠不足になると睡眠中の補給ができなくなり、テストステロンの量が足りない状況になってしまうのです。
体力や免疫力の低下により他の欲求が勝つ
疲労により体力や免疫力が低下すると、体は休息を求めます。人間の三大欲求は食欲・性欲・睡眠欲と言われてるように、性欲があっても体が休息を求めていると、意に反して勃たない事があります。
疲れすぎていると逆に勃起する事もある
どうやら疲れるとカテコールアミンというホルモンが分泌され、血圧の上昇など、興奮状態になる。疲れているのになぜか目がさえて眠れない事とかあるだろう?それはこのカテコールアミンが原因なんだ。
カテコールアミンはカテコラミンとも呼ばれていて、アドレナリンやドーパミン、ノルアドレナリンの基本となるホルモンだ。不思議な事に、興奮して神経が緊張状態にある交感神経が優位の時でも、このカテコラミンの過剰な分泌量によっては勃ってしまうんだ。
体を休めること以外で覚えておきたい対策方法8選!
疲労を取るためには体を休める事、もっと具体的に言えば、残業を減らして仕事をし過ぎない事や、しっかりと休暇を取る事が大切です。
しかし、そうは言っても簡単に休んだり毎日定時に帰宅する事ができないのが、現代社会のキビシイところです。
そこで、自宅でもできる効果的な疲れの取り方や、疲労が溜まりにくくなる方法を紹介したいと思います。
〈1〉勃たない状況の時にすぐに勃たせたい場合はどうすればいい?
まず最初に、疲れに関する対策方法ではなくて、疲れて勃たない時にすぐに勃たせる方法はないのか?と思っている方も多いですよね。一応あります。
一般的にはED治療薬と呼ばれる医薬品で、"バイアグラ"などの事を言います。ただ、ED治療薬は頭痛やめまいなどの副作用もありますので、利用する際には医師の診察と処方が必要です。
もし、改善や対策ではなく、ご自身で病気と認めた上でしっかりと治療していきたいという事であれば、こちらの記事が参考になると思います。
〈2〉お風呂はシャワーではなく湯船に浸かる事
忙しい人はシャワーで済ます人も多いと思いますが、なるべく湯船に浸かりましょう。しっかり湯船に浸かりリラックスをする事は、リラックス状態の副交感神経に切り替えてくれます。
お湯の温度は、40度以下の少し温めだとリラックス効果があると言われています。熱いお湯はその後の睡眠に影響が出ますので、40度以下を覚えておきましょう。
他にも、湯船に浸かり体の芯から温まる事は、血行促進や眠りの質を高める事ができます。疲れを取りやすくする方法として、ぜひ実践しましょう。
〈3〉ストレスを溜めこまない事
疲れからくるストレス、そのほか日常的なストレスなど種類は様々ですが、ストレスはなるべく溜めこまないように意識しましょう。
自分なりに発散できる方法がわかっている場合は積極的に発散して、少しでもストレス軽減を意識する事が大切です。
具体的にあまり思いつかない...という人は、リラックスする事や楽しいと思える事をやりましょう。笑う事も大切です。仕事帰りに友人と飲みに行ってどうでもいい話で爆笑するだけでも、ストレス解消には効果的ですよ。
〈4〉基礎体力をつける
疲れを取る方法ではなく、疲れにくくする方法ですね。精神的な疲労は基礎体力では補えませんが、肉体的な疲労は体力をつける事である程度軽減する事ができます。
普段からデスクワークの人は体力が低かったり、衰えてきてる人が多いです。そんな人が長時間労働をすると、頭しか使っていないはずでも体はとても疲れます。
デスクワークの人だからこそ、運動や食生活などの見直しで、基礎体力をつけましょう。
〈5〉質の良い睡眠を心がける
たっぷり寝る事ができれば一番いいのですが、ほとんどの人は許される睡眠時間が決まっていると思います。
そこで、限られた睡眠時間はなるべく質の良い睡眠を取るようにしましょう。
- お風呂は湯船に浸かる
- 寝る前にお酒を飲まない
- 寝る前にカフェインや辛い物を摂らない
- 寝る前にスマホやパソコンを触らない
- 静かな環境で寝る(大きな音楽を鳴らさない)
- 電気は消す(間接照明はOK)
質の良い穏やかな睡眠は、サプリメントに頼る方法もいいですね。睡眠サプリと呼ばれるリラックス成分が配合されたサプリメントで、寝つきが悪い人や、朝起きてもグッタリと疲れがとれない人には、上質な睡眠により疲労をサポートしてくれます。
下記の記事は、ストレスや不安などの心因性EDで悩んでいる人におすすめの、メンタルサプリを紹介しています。興味がある方は参考にご覧ください。
〈6〉規則正しい生活を心がける
休日になると、疲れを癒すために家でゴロゴロしたり、昼まで寝てしまう人多いと思います。しかしそれはよくありません。
確かに「休日くらい思う存分寝かせて欲しい!」という気持ちはわかりますが、基本的に"寝溜め"はできません。普段は睡眠時間が少ないから休日ぐらいはしっかりと睡眠を取る、確かに体に良さそうですが、これをすると自律神経やホルモンバランスが崩れます。
理想的な睡眠時間は6時間半~7時間半と言われてますが、睡眠時間が短くても問題ない人や、逆に人より多く寝ないと体力が回復しないなど、人により必要な睡眠時間は異なります。
休日であっても8時間、長くても9時間睡眠程度に抑えておきましょう。もし起きている時間にまた眠たくなれば、その時はお昼寝という事で15分~30分程度の仮眠を取ると、眠気はスッキリすると思いますよ。
〈7〉食生活を見直して栄養バランスに気をつける
疲労回復には沢山の栄養が必要です。しかし普段から食生活が乱れてる人は、回復するための栄養が足りてません。
現代人が不足しがちな栄養素はビタミン系が多いです。ラーメン、お酒、油物、コンビニ弁当ばかりを食べて野菜は少ない...という人、多いんじゃないでしょうか。
こういった人は疲労の回復力そのものが低下しているため、「疲れがとれにくい...」という事が多くなってしまいます。食事が偏りがちな人は健康的な食生活を意識して、食事メニューの改善をしてみましょう。
「最近はお酒の量増えたなぁ」「昼はラーメンばかり食べてるな」というように、あなたにも何かしら嗜好の偏りがあると思います。その偏りを意識的に減らしていく事がポイントです。
また、野菜が足りないからといって野菜だけ食べていても栄養は偏ってしまい、体によくありません。栄養バランスも大切ですよ。
日々の食生活を思い返してみて、どこかに"多い偏り"があるなら、それを"少ない偏り"に分けてあげると、とてもバランスが良くなりますよ。
〈8〉にんにく系やビタミンサプリ、甘い食べ物で体の中から栄養を補給
バランスの良い食生活を心がける事も大切ですが、意識的に精のつく食事をすることも疲労回復に繋がります。例えば甘いものやにんにく、スッポン、ウナギ、牡蠣などですね。なかには甘い食べ物は苦手な人もいると思いますので、サプリメントで効率よく栄養を摂る事も大切です。
疲労回復には、主成分にニンニクを使用したサプリメントがおすすめです。ニンニクをそのまま調理して食べると臭いも気になりますが、サプリメントであれば気になりません。対策としては手軽で合理的な方法ですよ。
手軽にできる事やストレスが少ない対策から始めよう
疲労が影響して勃たない事があると感じる人は、その原因である疲れをとる事や疲れにくくする事が大切です。(本当は疲れを溜めない事が一番ですが)。しかし、プライベートや仕事の忙しさから疲れが溜まっている人は、なかなか対策に割ける時間がありません。
そんな状況の人は、できる事からできる範囲で、時間をかけずにできる方法を選んでみましょう。対策自体がストレスになってしまっては本末転倒なので、本当にやりたくない事は逆にやらない方がいいです。
例えば寝る前の晩酌だけは譲れない!という人もいると思うんです。でも無理にお酒を控えてもストレスが溜まる一方で、改善効果としては期待できません。何事も無理なく実践する事が大切という事ですね。
疲れが原因で勃たない人におすすめできる精力剤「プロキオン」
精力剤やサプリメントは、飲むだけで疲労が回復したり勃たない状況が瞬時に回復するという、夢のような健康食品ではありません。ただ、食生活の改善と同じで積極的に栄養を摂っていくことは、からだ全体にとっては必ずプラスになります。
にんにくが主成分の指定医薬部外品「プロキオン」
プロキオンは滋養強壮、肉体疲労を集中的にサポートしてくれる、にんにくを主成分とした精力剤です。健康食品ではなく指定医薬部外品として承認されている精力剤で、配合成分や効能、安全性に関しての信頼度は高いです。
指定医薬部外品とは、比較的安全性が高いと判断され法改正により医薬品から移行したものです。
まずは1ヶ月お試しで...と言いたいところですが、それなりのお値段がします(1ヶ月分で9,350円)。いきなり1万円近くの精力剤はちょっとハードルが高いうえ、体に合うかどうかもわからないので、まずはお試しパックを飲んでみてはいかがでしょうか。